この記事は壁 Advent Calendar 2021の17日目の記事です.
時は2020年,未曾有のコロナ危機が1LDKの賃貸住宅を襲った.在宅勤務は必須となり,自宅での業務に必要な作業机を仕方なく導入した結果,これまで広く使えていた約40平米の家が途端に狭くなってしまった.しかも東京は度々緊急事態宣言が出され,これまで使えていた近所の体育館にも行きづらくなってしまったため,ただでさえ狭いリビングの中で運動もやらなければならないという二重苦を味わうこととなる.
ある日,運動スペースを確保するためにダイニングテーブルを移動し,さあ運動を始めようとしてスーパーマンのポーズをしたとき,狭すぎてダイニングテーブルに頭をぶつけてしまう.そのとき一つの考えが頭をよぎった.
広い部屋に引っ越すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とわいえ,suumoで賃貸,2LDK以上,都内と調べると,良いなと思ったところは一気に家賃が高くなるのが現状である.人生は厳しいのだ.そんなとき,じゃあ住宅を購入すればもっとリーズナブルに住めるのではと考えるのは,とくにアラサー世代のわれわれにとっては自然である.少なくとも東京には5〜10年以上は住むのだから,物件購入を考えるのは別に変な話ではなさそう.ということで,賃貸もぼちぼち探しながら物件購入も視野に入れて調査していくことにした.
大雑把に考えると,物件を購入しようと思ったとき,そのパターンはだいたい次の4種類に分けられる:
このなかで,3,4の一戸建てに関しては早々に切り捨てた.まず第一に,一生をそこで住み潰すのであればたいへん良い選択肢だとは思うが,自分の場合,5〜10年位は多分住むとは思うものの,2, 30年以上住むか?と言われると正直自信は無い.そうなると,仮に10年後に売却することを前提とすると,値下がりのしにくい資産性の高いマンションを買うのが一番良さそうである.そういうわけで,新築か中古のマンションを狙うことを前提に動くことにした.
これに関してはもう好みの問題としか言いようがない気がするのだけど,自分は中古マンションをメインで考えていた.理由は2つある.1つは新築の場合,人気物件には何倍もの抽選倍率がついてそれを勝ち抜く必要があり,そして仮に当たったとしても,そこからの引渡日が2年後とかになることがざらにあることである.自分は今狭いスペースに苦しんでいるのに,なぜ2年間も待たなければならないのか?
2つ目は単純で,直近の新築物件で住みたいマンションがなかった(正確にいうと,あったのだがスーパー高かった).現在東京はほぼ開発されつくしているという段階であり,大規模な物件があるとすれば晴海フラッグくらいしかない.自分は晴海ちゃんに興味はなかったし,以前人が住んでいたとしても特に抵抗感は無いし,別にお買い得な物件を探したいわけではなくフェアな価格で取引をしたいだけであった(新築物件はIPO株に近い性質を持つ.自分は市場価格に応じて取引をする形態のほうが好きなのでそうした).そういうわけで,自分は中古マンションを主に調査することにした.
https://twitter.com/kumagi/status/1461609360765816832?s=20
東京は大変狂っていて,まず新築・中古に関わらず良いマンションの値段はくっそ高い.